NVIDIAがGDDR6XからGDDR6にダウングレードしたGeForce RTX 4070を8月20日から順次発売
NVIDIAのGeForce RTX 4070以上の製品で搭載されているGDDR6Xメモリーに関して、製造するMicronで製造不具合が発生してしまい、一時的に供給が滞っていると言われています。そのため、NVIDIAではGDDR6Xをより高価なエンタープライズ向けなどに温存するためにGeForce RTX 4070のメモリーをGDDR6にダウングレードする事を計画していると言われています。
中国の博板堂によるとGeForce RTX 4070については供給量が減っている状態になっているとのことです。ただ、主要なAIBでは8月20日からGDDR6搭載のGeForce RTX 4070の出荷を始める見通しで、これ以降には供給量の制約が緩和され、在庫状況も改善する見通しとのことです。
GeForce RTX 4070のGDDR6版はGPUコアは5888コアが有効化されたAD104 GPUを使い、メモリーはバス幅192-bitで容量も12GBに据え置かれています。しかし、メモリーの仕様が21 Gbpsで動作するGDDR6Xから20 Gbps動作のGDDR6に変更されるため、帯域幅も504 GB/sから5%低減となる480 GB/sに下がるため、高解像度な環境でゲームをするとパフォーマンスが若干低下する可能性があります。
ただ、NVIDIAはこのGDDR6版とGDDR6X版で性能を同等レベルで、置き換え対象として考えているのか、この2つのモデルを明確に区分けして販売しない計画の可能性があります。実際に数日前に登場したGALAX製のGDDR6版のGeForce RTX 4070ではGDDR6X版に対してパッケージは差異がなかったほか、モデル名も全く同じものが採用されていました。また、性能面でもCUDAコアは同じで帯域幅が5%減った程度に抑えられているためNVIDIAとしては性能は同等で問題ないという判断をしている可能性があります。
ただ、性能はGDDR6X版のほうが高いのは確実で、価格も現行モデルの置き換え版としてNVIDIAが考えている場合は値下げはされないと考えられるため、もし直近でGeForce RTX 4070の購入を検討している場合はGDDR6版が出回り始める9月前には購入しても良いかもしれません。
各显卡品牌厂商RTX4070系列货源缓解时间 | 博板堂
コメント