GDDR6Xが供給難に。GeForce RTX 4070以上のモデルが一時的に価格高騰と品薄になる可能性

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NVIDIA GeForce RTX 4070以上のモデルが一時的に価格高騰と品薄になる可能性。原因はGDDR6Xの供給不足

NVIDIAでは、GeForce RTX 4070以上のグラフィックスカードにMicron社製のGDDR6Xメモリーを搭載していますが、中国の業界筋によると、このGDDR6Xに品質上の問題が発生し、2024年7月以降から供給が滞っているようです。その結果、RTX 4070以上のGDDR6Xを採用するグラフィックスカードについて大幅な供給制限が生じる可能性が浮上しています。

Micron製のGDDR6Xについては、一部のバッチで品質管理基準を満たさない部品や材料が混入していたようで、このバッチに該当するGDDR6Xはすべて出荷停止および交換が必要です。そのため、AIB(アドインボード)メーカーがグラフィックスカードの生産に必要なGDDR6Xの供給が一時的に停止し、GeForce RTX 4070以上のモデルの生産が停止される見込みです。

NVIDIAはこの問題に対応するため、中国向けの製品供給量を削減するとしていますが、情報元が中国であるため、中国以外の地域の計画については明確にされていません。しかし、日本や北米、欧州でも一時的にGeForce RTX 4070以上のモデルの供給が滞り、製品の品切れや値上げが発生する可能性があります。

数日前にNVIDIAがGeForce RTX 5000シリーズの発売に向けてRTX 4000シリーズの供給量を削減しているとの話がありましたが、この話と今回のGDDR6Xの供給不足が関連しているかは不明です。ただし、NVIDIAがGeForce RTX 5000シリーズを2025年1月に発売すると言われているため、GDDR6Xの供給不足に加え、今後の生産計画の見直しが高い可能性があります。GeForce RTX 4000シリーズの在庫状況や価格動向には注視が必要です。

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NVIDIAのGeForce RTX 4000シリーズについてはここ最近、供給量が50%カットされるなど生産計画に大きな変更が入っているような情報がありますが、これがNVIDIAの戦略によるものなのか、GDDR6Xなど部品供給に問題が生じているのかなど具体的な事は不明です。ただ、GDDR6Xについてはゲーミング向けのGeForce以外に、エンタープライズ向けのRTXシリーズにも採用されているため仮にGDDR6Xの生産や供給が滞るような場合はNVIDIAは収益が大きいRTXシリーズへ優先的な供給を行い、供給が安定したら再びGeForce RTX 4000シリーズの生産を再開するなど状況によってはしばらくRTX 4070以上のモデルは入荷が行われないなどの可能性がありそうです。ですので、これらのモデルを狙ってる人はお盆休みのセールなどで買っておいた方がいいかもしれません。

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『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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