Google Pixel 9シリーズには通話の文字起こし機能『Call Note』を搭載。しかし日本では非対応の可能性も
Googleは2024年8月13日に次世代スマートフォンのPixel 9シリーズの公式発表イベントを開催します。このPixel 9シリーズでは、Googleを含む各社が力を入れているAI機能として、通話内容を文字起こしして記録する「Call Note」と呼ばれる機能が搭載される可能性があります。
通話内容を文字起こしする機能は、Appleが今年の6月に開催されたWWDC24でiOS18の機能として導入予定であることを明らかにしましたが、Dylan Roussel氏によると、Pixel 9シリーズにも「Call Note」と呼ばれる通話の録音と文字起こしをセットにした機能が新たに投入される予定です。
Google Pixelでは、既に一部の国や通信会社で通話の録音機能が使用可能ですが、この機能を拡張し、録音した音声データを基に文字起こしを行い、それを記録する機能がPixel 9専用機能として実装されるようです。既にGemini Nanoを内蔵するPixel 8 ProやPixel 8でもボイスレコーダーで録音された音声をデバイス内で自動的に文字起こしする機能が実装されているため、この新機能もすべての処理をデバイス上で行うことができると考えられます。
この機能自体は、Pixel 8やPixel 8 Proで実装されている機能を通話にも対応するように拡張したものです。そのため、理論的にはTensor G3を搭載するPixel 8シリーズ全モデルでも動作できる可能性があります。しかし、Googleはこの機能を差別化のためにPixel 9シリーズ専用にする可能性が高いです。
対応言語は、ボイスレコーダーの文字起こしが日本語に対応しているため、日本語での会話も文字起こし可能と考えられます。しかし、日本でリリースされているPixel用の通話アプリでは文字起こしに必要な「通話の録音」機能が使用できないため、「Call Note」機能も使用できない可能性が高いです。ただし、Googleは「通話の録音」機能について有効と無効化を何度か繰り返すなど方針転換を行っているため、Pixel 9シリーズ発売時に通話の録音と併せて「Call Note」を有効化する可能性もあり、これらの機能が日本でも導入されることを期待したいです。
Dylan Roussel | X (Twitter)
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