AMD Radeon RX 8000とIntel Battlemageなどの次世代GPUは2025年発売の可能性
AMDではRDNA4アーキテクチャーを搭載するRadeon RX 8000シリーズを、IntelではXe2グラフィクスを搭載するArc Battlemageをそれぞれ2024年中に投入すると見られていましたが、どうやらこれらの新しいグラフィックカードの開発や発売に向けた準備が遅れているようで、発売が2025年初頭にまで延期される可能性が出てきているようです。
Computex 2024に参加していた複数の業界関係者からの情報によると、AMDについてはRadeon RX 8000シリーズでは他からリークされている通りハイエンドモデルの投入は見送られる見込みで、Radeon RX 7700 XTやRX 7800 XTなどメインストリーム向けモデルに注力する構えのようです。また、投入時期についてはAMDが過去に示したロードマップを守るために2024年中に発表をする可能性は残されているものの、発売自体は2025年初旬のCES 2025以降になるとのことです。
IntelはComputex 2024で発表されたLunar Lakeの内蔵GPUに新しいグラフィクスアーキテクチャーのXe2搭載を明らかにしていますが、このXe2を搭載したディスクリートGPUのArc Battlemageも2024年の投入は間に合わず、2025年初旬に発売される可能性があるとのことです。このBattlemageはNVIDIA GeForce RTX 4070レベルの性能を持つモデルを最上位モデルとしてラインアップする予定であるとのことですが、具体的な仕様は不明です。なお、Intelは2024年9月末に新製品を発表するIntel Innovation 2024を開催予定であるため、この発表会でArc Battlemageに関しても情報が明らかにされると考えられます。
AMDのRadeon RX 8000シリーズは2024年中の発売が期待されていましたが、遅れ気味の様で2025年初旬以降の投入となるようです。ただ、AMDはハイエンドモデルを投入する計画は無く、ライバルのNVIDIAも2024年内はRTX 5080以上のハイエンドモデル、2025年も初旬はRTX 5070などアッパーミドルモデルを投入するため、2025年初旬ぐらいに出せれば商品自体が良ければなんとか売り上げは確保できると言えそうです。
ただ、問題はIntelのArc BattlemageでRTX 4070相当の性能であれば周回遅れでもあるため価格がRTX 4060レベルの価格ぐらいで出さないとNVIDIAやAMDへの対抗は難しいと言えます。また、AMDのRadeon RX 8000シリーズと同時期に出しても話題が知名度があるAMDに取られるのは確実であるため、遅くても2024年末には発売しないと売り上げ面で相当苦しい展開が待ってそうです。
‘Volgende generaties AMD Radeon- en Intel Arc-gpu’s verschijnen pas begin 2025’ | Tweakers
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