AMDのStrix Point世代はCPU型番がまた変更?Ryzen AI 100シリーズに登場

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AMDのZen5搭載Strix PointではCPU型番がまた変更に? Ryzen AI 100シリーズとして登場

AMDでは2022年に投入したZen4+RDNA3搭載APUからCPUの型番を登場年とSKU、搭載アーキテクチャーを明確化する様に変更しました。ただ、このCPU型番については登場年が入っているため同じCPUアーキテクチャーでも数字が変わるなどわかりにくいと言われていましたが、AMDではZen5とRDNA3+を搭載するStrix Point APUからさらにわかりにくいCPU型番に変更する可能性が出ています。

ASUSのサイトにStrix Point APUを搭載したノートPCの仕様情報が追加されていますが、ここに掲載されているCPUについて『Ryzen AI 9 HX 170 Processor』と言う表記が見つかっています。仕様は12コア、24スレッドで、36MBのキャッシュと最大5.1 GHzでの動作、最大77 TOPsの性能と記載されており、Strix Point APUを搭載している事がわかりますが、CPUの型番が今までの4桁表記から3桁に変更され、2023年末に発売されたIntel Core Ultraシリーズと似た形になっています。

AMDがこのCPU型番についてどのような法則で数字を付けていくのかなどはまだ明らかになっていませんが、今回のRyzen AI 9 HX 170から見ると、CPUのTDP帯を示すHXやH、Uなどと言う表記は前に記載し、そのあとにCPUの世代や性能を示す3桁が入るようです。この3桁の数字については1桁目が1ならZen 5系、2ならZen 6系とCPUの世代を示し、2桁目がCPUのヒエラルキー、3桁目が同じヒエラルキーの中で上位なら5、下位なら0と言う形で示されるものと考えられます。

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AMDのPhoenix APUから投入された新しいCPU型番については、2024年に登場し、本来なら1桁目が8でなければならないのに7000系APUが登場するなどここ最近は迷走気味でしたので、高性能なNPUを搭載するStrix Pointから『Ryzen AI』と言うブランド名に変更するとともに、併せてCPUの型番も再び見直すようです。ただ、このCPUの型番についてはわかりやすさを向上させるより、Intelに対抗する意図の方が大きいと考えられるため例えばStrix PointとStrix Haloが登場した際には型番だけでパッと見分けがつかないという事態になりそうです。また、デスクトップ向けや通常のRyzen APUはこのまま4桁表記のまま進むなどするため、AMD製ノートPCを選ぶ際はCPUの型番をしっかり検索して選択する必要性があります。

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