Windows 11のアップデートでスタートメニューからPCロックが不可能に。変わりにMicrosoftアカウントやOneDriveの状況を表示・・・
MicrosoftではWindows 11のアップデートで大小問わず様々な変更や機能追加などを随時行っていますが、この機能追加については広告配信を行い始めたりとユーザーから不評を買うケースもありますが、Microsoftが近々導入を計画している機能を検証するWindows 11 Insider Build 22635.3500にてスタートメニューからPCのロックやサインアウトするのに手間がかかる仕様に変更されたようです。
現行のスタートメニューではアカウントをクリックすると『アカウント設定の変更』と『ロック』『サインアウト』と言う形で離籍する際やほかのユーザーが使う際にはすぐにアクセスができる仕様になっています。
しかし、Windows 11 Insider Build 22635.3500から導入される『アカウントマネージャー』と呼ばれる機能が追加されたことに伴いこのアカウントクリック後の挙動は『アカウントマネージャー』が表示される様になります。
このアカウントマネージャーはユーザーがサブスクライブしているMicrosoft 365の状況や、バックアップ用電話番号の追加、OneDriveバックアップの有効化などMicrosoftサービスの利用状況のほかに、利用していなければその宣伝が表示される仕様に変更されていますが、このアカウントマネージャーの導入に伴い今まで2クリックで操作できていたサインアウトは3クリックの操作が必要となったほか、致命的なのがPCのロックがスタートメニューからはできなくなっています。
このアップデートでは新しい『アカウントマネージャー』がスタートメニューに追加されます。Microsoftアカウントにサインインした際にはあなたのアカウントの管理やプロモーションの確認が容易になります。
Windows Blogs (日本語訳)
このアカウントマネージャー導入に伴い、PCのロックを行うボタンは電源メニューの中に移動されたようですが、ロックは電源系なのか少々疑問が残る変更です。ただ、それよりもMicrosoftではこのアカウントマネージャー向けにスペースを空ける事で、Microsoft 365へ加入していない場合はそのプロモーションを行い、加入している場合はOneDriveの追加容量や、CopilotやGame Passなどさらに追加でサブスクライブできるサービスの宣伝が表示されるようで、広告宣伝のために今までの機能が移設された言えそうです。
Windows 11についてここ最近、アプリのプロモーション(広告)を入れたり、CoPilotが無理やり起動したりとMicrosoftがユーザーに試してほしい事をゴリ押しする姿勢が強まっているように感じるのですが、あくまでWindows 11は買い切り型のOSなので広告なんてもってのほかで、自社サービスのプロモーションも何度も表示するなどは控えてほしいですね・・・
Microsoft wants to hide the ‘Sign out’ button in Windows 11 behind a Microsoft 365 ad | Neowin
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