GeForce RTX 3060で導入されたマイニング制限ですが、このマイニング制限がすべてのGeForce RTX 3000シリーズに間もなく投入されるとの事です。名称はLite Hash Rateと呼ばれる模様です。
マイニング制限が全RTX 3000シリーズで投入
NVIDIA GeForce RTX 30 “Lite Hash Rate” series to begin shipping mid May – VideoCardz.com
Videocardzによると、NVIDIAがAIBなどのパートナーに対してGAxx2 GPUについて情報を開示し始めたとの事です。このGAxx2 GPUでは過去に噂で出ていた新しいマイニング制限が導入されるとの事で、同時にResizableBARのサポートも追加のvBIOSアップデート無しで提供されるとの事です。
5月中旬から出荷開始、販売は6月からか
NVIDIAによると、この新しいGAxx2系 GPUは5月中旬より出荷が開始されるとの事です。そのため、実際に店頭に並び始めるのは6月頃からになる事が見込まれています。このLite Hash Rateを採用するGAxx2系についてNVIDIAは特に製品を区分けする見込みは無いとの事です。
このLite Hash Rateを採用するGAxx2と従来のモデルを見分ける方法はGPUダイの刻印を直接確認する事しかないとの事で、他の方法としてはPCなどに接続した状態でGPU-ZなどGPUモニタリングツールなどで確認する方法になります。どちらにせよ、外箱だけ見てマイニング制限がかけられているか否かは確認する事は出来ず、マイニング需要に関しては大きくそぎ落とす事が見込まれています。
GeForce RTX 3090ではマイニング制限はされない可能性
GeForce RTX 3000シリーズ全体でかけられる見込みのマイニング制限ですが、一部ソースによるとGeForce RTX 3090のみこの制限がかけられない可能性について触れられています。これは、GeForce RTX 3090が非常に高価な割りにマイニング性能は芳しくなくマイニングによる利益率が非常に悪いためとの事です。ただし、GPUのSKUはGA102-302に書き換えられる見込みでこれはResizableBARのサポートのみへの対応と見られています。
これからマイニングを始めようとしている人にとっては悪夢のようなニュースとなっていますが、ゲーム以外で利用するグラフィックスカード需要を削ぎ落すにはこのように中身が分からないような状態にする事が一番効果的と思われます。
このようなガチャ状態にすることでマイニング需要は大きく落ち込みますが、同時に転売屋に対しても大きな抑止力になると見られています。
なぜなら、転売屋からグラフィックスカードを買う層はどちらかと言うとマイニングを狙う人達が多いため、この対策は一石二鳥と言えるかもしれません。
あと、ゲーム以外に使う用途が無い方で運よくマイニング制限のない従来のRTX 3000シリーズを持っていればヤフオクなどで非常に高価に売れるかもしれません。その資金を元手に更に上位モデルを狙いに行くこともできるかもしれません。
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