次世代Surfaceが2024年3月21日に発表。AIゴリ押しでCPUにはIntel Core UltraやQualcomm Snapdragon X Eliteを搭載
Microsoftでは例年春ごろに同社のWindowsハードウェアのSurfaceシリーズの新モデルを発表しますが、2024年はSurface Pro 10とSurface Laptop 6の発表が2024年3月21日に行われることがWindows Centralから明らかになりました。
この2モデルではMicrosoftが力を入れているAI機能をごり押しした製品になる予定で、2024年下半期に登場予定のWindows 11 24H2搭載のCoPilot機能にフル対応する見込みで、リアルタイムライブキャプションや翻訳機能、ゲームのアップスケーリングやフレーム補間など様々な機能が追加される見込みです。特に、CoPilotの一機能としてAI Explorerと呼ばれる新機能も追加される予定で、この機能ではPC上で行ったすべての操作やファイルなどをあいまいな言葉を使って検索したり、操作することが可能になるとのことです。
例えば『A子が好きだと言ってたレストランのリストを見つけて』と言うとメールやチャットなどから該当する箇所を見つけたり、画像や関連トピックなどもあいまいな言葉で検索し見つけ出すことができます。また、作業面でも画面に表示されているものに基づいてあいまいな言葉で操作することが可能で、ある作業中に画像ファイルを確認している場合、編集ボタンを目立たせたり、編集時に『背景を消して』と言うと消すなどの操作もできる様です。
これらの機能をフル活用するには40 TOPsを超えるAI処理性能が必要と言われているのですが、Surface Pro 10やSurface Laptop 6ではCPUにはCore UltraシリーズまたはArm版ではSnapdragon X Eliteのカスタマイズバージョンが搭載される計画になっています。Core UltraとSnapdragon X Eliteは共にAI処理に特化したNPUを搭載しています。Core UltraではNPU性能がSnapdragon X Eliteに比べると低めですが、それらを補えるだけ高性能な内蔵GPUを搭載しているため特にAI処理で困ることはないと考えられます。
デザインはSurface Pro 10は先代のSurface Pro 9に対して筐体デザインは据え置きとなりますが、低反射型のOLEDを採用するようになり、HDRにも対応するなどディスプレイに大きな変更が加わります。また、超広角な前面カメラとNFCリーダーも搭載します。
Surface Laptop 6は大きなデザイン変更が加えられる計画で、ディスプレイやベゼルが薄くなり角が丸くなるほか新しいハプティックタッチパッとと専用のCoPilotキー、そして新しいSurface Connectポートが搭載されます。
ほかにもCore UltraやSnapdragon X Eliteなど低消費電力なCPUを採用することでバッテリー持続時間は先代モデルから大幅に伸びるとのことです。
この2モデルの発表は2024年3月21日に行われ、発売はSurface Pro 10とSurface Laptop 6共にIntel CPUモデルは4月、Snapdragon X Elite搭載モデルは6月に計画されています。
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