ASRock RackがNVIDIA Grace Hopper H200搭載の世界最小サーバーラックを発表。自宅でAI学習が可能に?
NVIDIAのGrace Hopperシリーズは生成AIの学習用途向けにCPUに72コアのArmを搭載し、Hopper H100と同じGH100 GPUを備えるほか、VRAMにはHBM3を最大96GB搭載するモンスターマシーンになっています。このGrace Hopper H200は同機を複数枚組み合わせたDGX GH200シリーズなどを投入していますが、Grace Hopper H200を搭載しつつ、本体サイズを小型化した製品がASRockの中でサーバー向け製品を開発するASRock Rackより発表されました。
ASRock Rackより発表があったのがMECAI-GH200と言う製品で、NVIDIAのGrace Hopper GH200モジュールを搭載する世界最小のサーバーラックとなっており、限られた空間で最大限のコンピューティング性能が必要な環境向けの製品になっています。
この製品は2Uラックマウントの短縮版であるShort Depthに対応した筐体サイズで、浅めのラックキャビネットにも搭載可能であるなど本体サイズの小型化が行われています。
この製品はMobile World Congressの中で発表されたこともあり、このMECAI-GH200などはスペースが巨大なデータセンターのみならず、スペースに限りがある通信キャリアの持つ通信用設備などで利用されることを想定しているようです。
ただ、2Uラック Short Depthは普通のフルサイズデスクトップぐらいのサイズに収まるため、もし自宅で生成AIなどを使うためにGrace Hopper H200を入れてみたいという人にとってもこのMECAI-GH200は良いかもしれません。
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