モバイル向けに登場すると見られているNVIDIA GeForce RTX 3050 TiおよびGeForce RTX 3050の仕様やGeekbenchでのベンチマーク結果が掲載されました。Geekbench上のベンチマーク結果ではGeForce GTX 1080 TiやGTX 1080並みになっています。
モバイル向けGeForce RTX 3050シリーズがGeekbenchに登場
NVIDIAのモバイル向けGeForce RTX 3050シリーズがGeekbench上に登場し、Tiバージョンと、無印バージョンの2つのモデルが登場すると見られています。このモバイル向けGeForce RTX 3050ではデスクトップ向けのGeForce RTX 3060に搭載されているGA106より更にダイサイズやCUDAコアを減らしたGA107 GPUを搭載すると見られています。
モデル名 | NVIDIA GeForce RTX 3050 (M) | NVIDIA GeForce RTX 3050 Ti (M) | NVIDIA GeForce RTX 3060 (M) | NVIDIA GeForce RTX 3070 (M) | NVIDIA GeForce RTX 3080 (M) |
GPU SKU | GA107? | GA107? | GA106 | GA104-770 | GA104-775 |
SMs | 16 | 20 | 30 | 40 | 48 |
CUDAコア | 2048 | 2560 | 3840 | 5120 | 6144 |
ベースクロック | TBA | TBA | 1283 MHz | 1290 MHz | 1245 MHz |
ブーストクロック | TBA | TBA | 1703 MHz | 1620 MHz | 1710 MHz |
VRAM速度 | 12 Gbps | 12 Gbps | 12 Gbps | 12 Gbps | 12 Gbps |
VRAM仕様と容量 | GDDR6 4GB | GDDR6 4GB | GDDR6 6GB | GDDR6 8GB | GDDR6 8GB/16GB |
バス幅 | 128-bit | 128-bit | 192-bit | 256-bit | 256-bit |
帯域幅 | 192 GB/s | 192 GB/s | 288 GB/s | 384 GB/s | 384 GB/s |
TGP | 50W? | 60W? | 60-115W | 80-125W | 80-150W+ |
仕様面では、GeekbenchよりGeForce RTX 3050 TiではStreaming Multiprocessorsが20基搭載されており、2560基のCUDAコアを備えると見られています。GeForce RTX 3050ではStreaming Multiprocessorsが16基、2048基のCUDAコアを搭載しています。両モデル共に4GBのGDDR6を搭載し、バス幅は128bitに落ち着くと見られています。
Geekbench OpenCLテストではデスクトップ版GTX 1080に等しいスコアを記録
性能面では、両モデル共にデスクトップ版GTX 1080に等しい性能を記録しています。
モバイル向けGeForce RTX 3050 Tiでは60559ptをOpenCLスコアで記録しています。このスコアと同等レベルの製品はデスクトップ向けのGeForce GTX 1080 Tiやモバイル向けGeForce RTX 2060となっています。
また、モバイル向けGeForce RTX 3050では52587ptをOpenCLスコアで記録しており、デスクトップ向けのGeForce GTX 1080やGTX 1650 Super並みの性能となっています。また、モバイル向けのRadeon RX 5600Mを約18%程度上回るスコアでもあります。
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レイトレーシングに対応するGeForce RTXシリーズとしては初めての50番台であり、レイトレーシングがより身近になってきたことを感じさせるモデルと言えます。今回出現したのはモバイル向けとなっていますが、性能面では最近のゲームを1080p解像度程度でプレイするには十分と言え、いずれかはデスクトップ版についてもリリースがされるものと見られています。ただ、世界的にGPUが不足する中でいつ頃になるかは全く読めませんが・・・
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