Galaxy S24 Ultraでは10倍望遠レンズは搭載されず。iPhone 15が価格据え置きでコスト回収困難に。

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Galaxy S24 Ultraでは10倍の望遠レンズは搭載されず。iPhone 15の価格据え置きにより値上げとコスト回収が困難に?

Apple Could Switch To TSMC’s 2nm Process For Its Next-Generation Chipsets As Early As 2026, Claims Latest Report (wccftech.com)

サムスンでは10倍のプリズム反射型の望遠レンズを搭載するGalaxy S22 Ultraを2022年初旬から発売し、デジタルズーム機能と合わせてスマートフォンの中で最も強力な望遠性能を有し、ひとつのセールスポイントにもなっています。一方でAppleがまもなく発売するiPhone 15 Pro Maxで同様の仕組みを持つレンズを搭載するものの望遠は5倍に抑えられており、サムスン製スマートフォンは望遠性能については優位性を保つと考えられていますが、2024年に発売が計画されているGalaxy S24 Ultraにおいては売りだった10倍望遠レンズはコスト上の問題から搭載されない方向で計画されているようです。

リーかーのICE UNIVERSE氏によるとGalaxy S24 Ultraに搭載される望遠レンズは10MPの3倍望遠、50MPの5倍望遠レンズの2つが搭載される方向とのことです。

現行のGalaxy S23 Ultraの望遠レンズでは10MPの3倍望遠と10MPの10倍望遠レンズが備えられている事から、Galaxy S24 Ultraでは画素数が引き上げられる代わりに、望遠レンズの倍率が引き下げられている事になります。

iPhone 15 Pro Maxが5倍の望遠レンズを搭載していた事から、サムスンとしてはカメラ機能が優れている事をアピールする材料として10倍の望遠レンズは優れていると考えられていましたが、サムスンがこの決断をした理由にはAppleが仕掛けた価格競争があるようです。

Revegnus氏によると、Galaxy S24 Ultraでは16GBのRAMやSnapdragon 8 Gen 3の搭載などコストが上がる要素が多くなっています。特にSnapdragon 8 Gen 3については製造コストがGen 2の$160から上回ると見られています。

一方で、GalaxyのライバルでもあるiPhone 15シリーズでは価格が実質的に据え置かれているため、サムスンとしては価格の引き上げが難しいと考えており、コスト削減のためにスペックダウンなどを模索しているようです。

その結果が今回明らかになった10倍望遠レンズを5倍へ引き下げる仕様と見られていますが、Snapdragon 8 Gen 3の供給価格によってはGalaxy S24 Ultraなどは他にもコストダウンが行われる可能性もありますので、もし10倍の望遠レンズを体験したいと言う場合はGalaxy S23 Ultraを買った方が良いかもしれません。

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『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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コメント

コメント一覧 (1件)

  • コスト削減するなら、チタンフレームやめろや。ケースつけるから、フレームが何であろうと関係ないんだわ。

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