中国でSSD 420個、840TB相当のSSDを体に巻き付けて密輸を試みる男現る。金属探知機で発覚し逮捕。
中国についてはここ最近、GPUの輸出が制限されたりPCパーツに関しては何かと制約がある地域なのですが、これはあくまで北米や日本、欧州から中国に輸出する場合に適用されるもので、中国でGPUなどのPCパーツを輸入する事は特に問題ではありません。しかし、中国では高価なハードウェアを輸入する場合は関税が課せられており、海外から安く出仕入れたPCパーツの転売を目論む場合、この関税を回避するために密輸を試みる人が後を絶ちません。
過去にはCPUを全身に巻き付けたりする例やロブスターの中にGPUを忍ばせたりするなど手段がかなり特徴的なのですが、今回SSD(NVMeSSD)を腰に巻き付けて密輸を試みた密売人が拱北口岸で検挙されたようです。
男は合計420個、額にして末端価格$32,984(460万円)相当のSSDを腰に巻き付けて密輸を試みたと報じられています。このSSDについては1枚に付き約$78.53程度であり、恐らく1~2TBのPCIe Gen 3世代のNVMe SSDと見られていますが、仮に2TBであれば男は合計840TBとあと少して1PBの男になれるところでしたが、金属探知機に検知された結果、検挙されてしまったようです。
NVIDIA Ampere A100がAI需要により中国の闇市で大人気。取引価格は倍の300万円 (gazlog.com)
中国ではこのように正規の手順を得ずに輸入されたPCパーツが多く存在しており、秋葉原のような電子関連の店舗が並ぶ華強北のデパートを中心に大規模なグレーマーケットが存在しています。そのため、本来中国では販売されていないAmpere A100が販売されていたりするのですが、多くの利益を上げるために関税を回避する人間も確実に居る様で、今後も中国では独創的な方法でPCパーツの密輸を試み、検挙される例が登場すると考えられます。
コメント
コメント一覧 (2件)
I am the bone of my CPU
あ、I am the bone of my SSDだった