AMDでは2023年5月25日にメインストリーム向けモデルとなるRadeon RX 7600を発売しましたが、どうやらこのモデルもNVIDIAが前日に発売したRTX 4060 Tiと同じく苦戦が強いられており、発売直後に値下げが行われてしまっているようです。
AMD Radeon RX 7600も発売直後に値下げ。日本円相当では4万円を下回る価格に下落中。
AMDではRadeon RX 7000シリーズとしては初のメインストリーム向けモデルとなるRadeon RX 7600を2023年5月25日に世界各国で発売、日本でも翌日の5月26日から発売が開始されます。このRX 7600については発売前のレビューなどの評価はあまり良いモノではなかったものの、NVIDIAが前日に発売したRTX 4060 Tiに比べると価格がしっかり抑えられている事から評価されている点もありましたが、いざ発売されてみると販売店の予測を下回った販売数だったのか、発売直後に値下げを行う量販店が出てきていたようです。
ASRock RX 7600 Challenger OC 8GB Graphics Card | COOLMOD
値下げ販売が行われていたのはスペインで自作PC系パーツを扱うCoolModと言うサイトとなっています。ここは欧州域であるため、Radeon RX 7600の定価は€299に設定されていましたが、発売1日後にCoolModでは€260でこのRadeon RX 7600が販売され始めていたとのことです。欧州での販売価格は為替レートを考慮すると日本での販売価格に近くなるのですが、上記の€260を€=150円で日本円に換算すると3.9万円となり、ユーザーが期待しているような価格での販売になっています。
Radeon RX 7600については在庫がかなり残っているのが現状ですが、Radeon RX 7600 Challenger OCのみ売り切れとなっているため、あと少し値下げすればかなり売れる存在になると言えそうです。
Hardware Unboxedのレビューにおいても、RX 7600については他のメインストリーム向けモデルと比べると比較的良好なパフォーマンスを発揮していたものの、より高い性能が期待でき、VRAMを10GB搭載するRadeon RX 6700 XTと大きな差は無く、先代のRX 6600の方が価格もコストパフォーマンスも優れているなどAMD内でカニバリズムが起きていると言える製品となっています。この点から、Radeon RX 7600については日本円では5000円程、ドルでは$30程度値下げが行われればメインストリーム向けモデルとして魅力的な価格を持つグラフィックスカードとなりますので、AMDの今後の動きに期待したいところです。
コメント
コメント一覧 (4件)
グラボ業界迷走しすぎで草
性能微増でお値段据え置きだからなぁ。
魅力は薄いよね。
nvidiaには(実際にお客さんにとって魅力があるかどうかはともかく)DLSSって云う飛び道具があるから、性能向上してるアピールが出来るけど(ほぼ詐欺みたいなもんだが)、AMDにはそう云うの無いからなぁ。
実際には、性能微増(状況次第では、性能低下)で価格上昇の4060Tiや、同じく性能微増(状況次第で性能低下)の価格上昇で登場予定の4060よりかは良心的な商品なんだけどね。
まぁ、6000シリーズから革新的な性能向上がない以上、価格のこなれた6000シリーズかRTX3000シリーズでいいじゃんってなるわな。
RTX4000シリーズ同様、ミドルハイ以下は魅力無いね。
かといって、ハイエンドは普通のゲーマーがおいそれと手を出せる価格じゃ無いし。
nvidiaもAMDもゲーマーの事は見てないよね。
nvidiaはAIにご執心だし(プラス、批判しつつもマイナーが気になってしょうがない。)、AMDはお客さんでは無くてnvidiaを見て開発してる感じだし。
ゲーマーには厳しい時代がしばらく続くんじゃないかな?
下げられるんか?
4060Tiに比べたら明らかに為替レートの設定低いけど
6650が掃けたら下がるでしょうよ。構造上カード自体が6600と同じ生産価格だと思う。