BitcoinやEthereumなどの仮想通貨価格が高騰するなか、いち早くGPUなどで採掘をし売却をして高い収益を目論むマイナー達がデスクトップ版RTX 3000シリーズを大量に購入してマイニングを行うなどをしています。しかし、デスクトップ版RTX 3000シリーズは入手困難なため、なんと一部のマイナーはモバイル版RTX 3000を搭載したラップトップを大量に購入してマイニングをし始めた模様です。
1年前は1.4万円、今は17万円。爆上げ中のEthereum。
Ethereumはここ最近、大きく値を上げている仮想通貨になります。その上げ幅は1年前は1.4万円でしたが、今は17万円となっており10倍以上となっています。この影響によりGPUでEthereumをマイニングする事でGPU本体代や電気代を差し引いても利益が出せる価格となっている事から近年、GPUをマイニング用に購入するユーザーが増えつつあります。
特に、RTX 3080などRTX 3000シリーズはEthereumのマイニングには相性が良く、マイニングをする者たちは何が何でも手に入れたい品になっているのですが、歩留まりや半導体の部材不足により簡単に購入が出来る品ではないのが現状です。
それでも、RTX 3000シリーズを手に入れたいマイナー達はなんと、RTX 3000シリーズが搭載されているラップトップに注目し始めた模様です。
ゲーミングラップトップにもRTX 3000シリーズが搭載・・・
RTX 3000シリーズをベースとしたモバイル版RTX 3000シリーズがCES 2021にて発表され、これらGPUを搭載したゲーミングラップトップは既に販売が開始されています。マイナー達はこれらGPUを搭載したラップトップを大量に購入をし始めた模様です。
写真では、中国ブランドのラップトップメーカーであるHaseeの筐体が40個以上並べられています。このラップトップにはRTX 3060 Mobilityを搭載しているとの事です。このRTX 3060 Mobilityを搭載するゲーミングラップトップですが、価格は$999からとなっておりグラフィックスカードを単品で買うより割高な価格となっています。
このラップトップですがマイニング時にはパフォーマンスを最大化するために、4枚目の写真のようにテントを張ったような置き方にする必要があるとの事です。また、効率良く排熱を行うため32個の120mmファンが置かれているとの事です。
ラップトップは割高だが収益率は高い可能性
このRTX 3060 Mobilityですが、年間2.32ETHを稼ぎ出す可能性があるとの事です。これは日本円で38万円に上る金額で、RTX 3060 Mobilityを搭載するラップトップの価格の最安値はNVIDIAによると$999(多く見積もっても12万円)との事です。また、ラップトップ全体で消費電力は250W程度かかるものと見られていますが、250Wの機器を1年間動かした時の電気料金は6万円程度となります。よって、20万円は手元に入る計算となります。
我が家にはPHEVから電力を自宅に供給するV2H機能が備わっていますので、電力が割安な夜間に充電をし、昼間にマイニング用機器に流せば電気代はかなり浮く計算になります。RTX 3080が手に入ったら試してみようかな・・・
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