ここ最近、ハイブリッドアーキテクチャーを採用するAMDのAPU、Phoenix 2に関する情報が度々リークしていますが、今回このPhoenix 2の動作クロックに関する情報が登場しました。
AMDのハイブリッドアーキテクチャーの各動作クロックが判明。P-Coreは5 GHz、E-Core側は4 GHzに
AMDのPhoenix 2についてはここ最近、リークが多く出現しています。このPhoenix 2についてはAMDのプログラミングガイドに高性能コアであるP-Coreと高効率コアであるE-Coreをそれぞれ動作クロックとキャッシュ容量を変えたZen4 CPUで実現していることが明らかになっています。また、コアについてはP-Coreが2コア、E-Coreは4コア搭載するモデルが明らかにされていますが、今回このハイブリッドアーキテクチャー搭載のPhoenix 2について動作クロックが明らかになりました。
@xinoassasin1氏によると、Phoenix 2のES品を用いてCinebench R23でベンチマークを行った時の動作クロックが掲載されています。
動作クロックの情報によると、P-Core側であるコア0とコア5は4.0~5.0 GHzで動作し、E-Core側であるコア1~4は2.5~4.0 GHz程度で動作しており、平均では3.0 GHz未満で動作しています。ただ、ブースト時は最大で4.0 GHzまで動作が伸びています。
消費電力に関しては、Phoenix 2 APUは合計で約15〜20Wの消費電力を記録していたとのことです。各コアの内訳では、P-Core側は7~8Wで、効率コア側は5W程度の消費電力を記録し、残りの3~7WはI/OやGPUダイが消費していたと見られています。
Phoenix 2のパフォーマンスについてはシングルコアではCPUが自動的にパフォーマンスコアを使用するため、標準のPhoenixチップとあまり変わらないとされています。マルチコアについては明らかにされていませんが、今回の結果はエンジニアリングサンプルに基づいているため、最終版では消費電力が低下したり動作クロックが改善するなど大きく異なる場合がありますので注意が必要と言えます。
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まさか現代にフェニック2号が実現するとは