Intelでは2023年1月頃に薄型ノートPC向けの第13世代CPUであるRaptor Lake-Pを発表予定ですが、今回東芝のDynabookでRaptor Lake-Pを搭載するCore i7-1370PのGeekbenchベンチマークが出現しました。
IntelのノートPC向けRaptor Lake、Core i7-1370Pのベンチマーク出現。デスクトップ向けCore i5-12600Kに迫る性能に
Intelでは2023年1月頃に薄型ノートPC向けの第13世代CPUであるRaptor Lake-Pを発表予定ですが、今回この中でハイエンドモデルなどに採用がされるCore i7-1370PのGeekbenchベンチマークが出現しました。
今回登場したCore i7-1370Pでは合計14コア搭載しており、その内6コアはP-Core、8コアはE-Coreと言う構成になっています。また、搭載されているノートPCは東芝のDynabookで、32GBのメモリーとWindows 11 Home Single Languageが搭載されています。
Geekbench上で記録されている動作クロックはベースが1.9 GHz、最大ブーストが5.0 GHzとなっておりL3キャッシュもCore i7-1270Pの18MBから24MBと大きく増やされています。
この仕様で行われたCore i7-1370Pのベンチマーク結果としては、シングルコアは1655pt、マルチコアは10184ptが記録されています。
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Core i7-1370Pの結果は前世代のCore i7-1270Pに対してはシングルコアが1.5%、マルチコアでは7%の性能向上が記録されています。AMD製のハイエンドCPUでTDPが50W台であるRyzen 9 6900HXに対してはシングルコアでは2.4%、マルチコアでは同等の性能を記録しています。
また、薄型ノートPC向けCPUではあるものの、デスクトップ向けでTDPが125WのミドルレンジCPUであるCore i5-12600Kに対してマルチコアが13%劣る性能となっていますが、100W低い消費電力にもかかわらず13%劣るだけの性能を維持できている点からすると驚異的と言えます。
IntelのCore i7-1370Pというと比較的パフォーマンスが求められるノートPCに搭載が想定されるモデルになりますが、性能面からするとミドルレンジかエントリークラスのデスクトップ向けAlder Lake-Sであれば超えられる様な性能を持っているようです。
ただ、元々Alder Lake-P世代のCore i7-1270Pから性能は高く、Core i7-1370Pでは7%程度の性能向上しかありませんので、Alder Lake-P世代とRaptor Lake-P世代のノートPCがあれば、価格が安ければAlder Lake-P搭載ノートPCを選んでも特に不自由はないかもしれません。
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インテルは、数年前から、新型CPUのバススピード表示を廃ししましたけど、
理由をご存じですか?