NVIDIAでは2022年10月12日からGeForce RTX 4000シリーズ最上位モデルとなるRTX 4090の発売を行いましたが、さらに上位モデルであるGeForce RTX 4090 Tiを準備中でそのリーク情報が出現しました。
さらに性能を上げたNVIDIA GeForce RTX 4090 Ti
NVIDIAでは2022年10月12日にAda Lovelaceアーキテクチャーを採用したGeForce RTX 4000シリーズ最上位モデル、GeForce RTX 4090を発売しましたが、RTX 3090の後に登場したRTX 3090 Tiと同じく、さらに性能を向上させたRTX 4090 Tiを準備しているようです。
RTX 4090に対して性能は20%向上。TDPは475Wで動作クロックは3 GHzにまで向上
RTX 4090 Tiに関するリーク情報はXpeaGPU氏から出現しており、RTX 4090 Tiに関するおおまかな仕様などがリークとして出現しています。
Best dies are already saved for a 2.75Ghz boost (2.95 typ. gaming) 475W 18176 CUDA cores 96MB L2 cache 24Gb beast. Performance 10~20% above 4090 pic.twitter.com/z5XO8R9PyJ
— AGF (@XpeaGPU) October 12, 2022
XpeaGPU氏によると、NVIDIAのGeForce RTX 4090 Tiについては、AD102 GPUに搭載されているすべてのCUDAコアが有効化された状態になる予定で、CUDAコアは18176基、L2キャッシュは96MB搭載されると見られています。また、動作クロックについてはブースト時は2.75 GHzから2.95 GHzと3 GHzに迫るような設定になると見られています。
VRAMについてはRTX 4090では21GbpsのGDDR6Xが使われていますが、これらは24Gbpsにアップグレードされ、帯域幅は1008 GB/sから1152 GB/sと大きく向上するようです。
RTX 4090ではCUDAコアが16384コアであるため、コア数は1.1倍、動作クロックはブーストが2.52から最大2.95 GHzと1.17倍に向上する事で、RTX 4090に対して10~20%程度の性能向上が見込めるとの事です。
消費電力については475W程度になると見られており、過去に噂されていた800Wなどとんでもない値にはならないものの、一部AIBモデルでは500Wを超える消費電力に達すると見られています。ただ、RTX 4090ではアンダーボルトを行う事でパフォーマンスを失うことなく低消費電力化が行えることから、素性の良いAD102 GPUであれば消費電力を475Wと大きく上げる事無くCUDAコアの有効化や動作クロックの向上が可能になると見られています。
このRTX 4090 Tiの発売時期についてはRTX 3090 Tiと同じく直近で発売される可能性は低く、優先順位としてはRTX 4060など売れ筋モデルの発売をしてからかつ、AMDがRadeon RX 7000シリーズの最上位モデルをすべて出し切ってからになると見られています。
RTX 4090については多くのゲームでRTX 3090 Tiを2倍近いパフォーマンスを記録するなど非常に高い性能を見せつけていますが、これよりも更に20%程度高いパフォーマンスを発揮するRTX 4090 Ti登場となればもう4K120fpsは当たり前で、8Kでのゲーミングも余裕と言えそうです。
このRTX 4090 Tiの登場時期に関してはRTX 4090の発売から1年程度経った頃にリフレッシュモデルとして早くても2023年10月頃登場になると考えられますが、AMDのRadeon RX 7000シリーズの性能次第では日程が促進される可能性もあると考えられます。
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