GeForce RTX 4080 16GBのベンチマーク結果出現。RTX 3090 Tiを29%上回る性能に

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NVIDIAでは2022年11月にハイエンドGPUであるGeForce RTX 4080 16GBの発売を予定していますが、今回このモデルのAIDA64 GPGPU、3DMark、Shadow of the Tomb Raiderのベンチマーク結果が出現し、GeForce RTX 3090 Tiを大きく超える性能を見せています。

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2022年11月発売、NVIDIA GeForce RTX 4080 16GB

NVIDIA GeForce RTX 4080 16GBについては2022年9月下旬に発表がされたRTX 4000シリーズの内、2番目に性能が高いモデルとなっており、価格は日本円で219,800円からで2022年11月からの発売が予定されています。

仕様はCUDAコアを9728基搭載し、VRAMには23 Gbpsで動作するGDDR6Xを16GB搭載するなどハイエンドに相応しい仕様になっており、どのような条件下は不明ですが発表会ではGeForce RTX 3080 Tiに対して2~4倍高速化されているとスライドには記載されていました。

今回はそんなGeForce RTX 4080 16GBのAIDA64 GPGPU、3DMark、Shadow of the Tomb Raiderなど多数のベンチマーク結果がリーク出現しました。

AIDA64 GPGPUでは53.6TFLOPsを記録。RTX 3090 Tiを33%上回る

今回、複数のベンチマーク情報はChiphell上にリークとして出現しているようです。なお、RTX 4080 16GBの発売は11月以降という事でまだドライバーなどは未完成品でパフォーマンスに関しては低めに出ている可能性があります。

AIDA64 GPGPUベンチマークではRTX 4080 16GBでは浮動小数点演算の単精度では最大53.6TFLOPsを記録しています。このスコアはNVIDIAが発表したRTX 4080 16GBの仕様以上の性能を発揮しており、RTX 3090 Tiの40TFLOPsを32.5%上回るスコアとなっています。

3DMarkではRTX 3090 Tiから25%ほど向上。レイトレーシングの場合は16%向上。

3DMarkベンチマークではRTX 4080 16GBはTimeSpy Extremeのグラフィックススコアは13977ptを記録、FireStrike Ultraにおいてはグラフィックススコアを17465pt記録しています。

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スコアは、RTX 3090 Tiに対してTimeSpy Extremeでは約20%、FireStrike Ultraにおいては約29%もスコアが向上しています。

RTX 4080 16GBでは第3世代のRT Coreが搭載されているという事でレイトレーシング性能も向上しており、RTX 3090 Tiに比べると3DMark Port Royalでは16%のスコア向上が記録されています。

ゲーム、Shadow of the Tomb Raiderでは約20%台のスコア向上?

Shadow of The Tomb Raiderにおいては平均約128fpsを記録しています。詳細設定は不明なものの、解像度は3840×2160でCPUにはRyzen 7 5800X3Dを用いていることからCPUがボトルネックになる要素はなくRTX 4080 16GBの性能がフルに活用されているものと考えられます。

この平均fpsに関してはGeForce RTX 3080 12GBが3840×2160解像度で100fpsを記録していることから、約28%の向上となります。また、RTX 3080 Tiでは103.7fps、RTX 3090では104.5fpsという事でこれらのGPUに対して実際のゲームプレイで20%を超える性能向上が見られるかもしれません。

GeForce RTX 4080 16GBについてはTDPは320Wと現行のRTX 3080と同じになっていますが、性能面では50%近い向上が確認できます。ただ、価格に関してはRTX 3080が9万円程度で購入できる中、最安値が219,800円と2倍以上の価格設定となるため、性能の向上代の割に価格が跳ね上がっておりコストパフォーマンスはかなり悪いと言えそうです。

ただ、コストパフォーマンスについてはRTX 3090 Tiと比べると性能はRTX 4080 16GBの方が20%性能向上が見られる一方で、RTX 3090 Tiの価格は19万円で販売されているためRTX 3090 TiとRTX 4080 16GBを迷っているという人であればRTX 4080 16GBは注目しておいた方が良いかもしれません。それ以外にはこの価格で買う理由は無いです。(15万円台なら欲しいですが21万円越えならもっと性能が上がってほしい所です)

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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