Intel Raptor Lake-Sの北米販売価格が判明。Core i9-13900Kが約12万円台?

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Intelでは2022年9月27日に第13世代CPUとなるRaptor Lake-Sを発表し10月以降に発売を予定していますが、今回このRaptor Lake-Sに関する価格に関するリーク情報が出現しました。

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Intel 第13世代CPU Raptor Lake-S

Intelの第13世代CPUであるRaptor Lakeのデスクトップ向けであるRaptor Lake-Sでは2021年11月から発売が開始されたAlder Lakeの後継モデルとなり、引き続きP-CoreとE-Coreを組み合わせたハイブリッドアーキテクチャーと10nmプロセスを採用されます。P-CoreにはAlder Lakeで初採用となったGolden Coveを改良したRaptor Coveが搭載され、L2キャッシュの倍増や動作クロックの大幅向上するという改良が施されています。E-Core側はAlder Lakeから採用されているGracemontが引き続き採用されますが、コア数は8コアから最大16コアまでと2倍搭載するようになります。

今回、このRaptor Lake-Sの価格に関する情報がMoore’s Law is Deadからリーク情報として出現しました。

Raptor Lake Pricing Leak: Intel’s new Margins make Zen 4 Competitive! (+ ARC Launch Update) – YouTube

Core i9-13900KはRyzen 9 7950Xとほぼ同じぐらい。他のモデルもRyzen 7000シリーズに近い価格帯で販売。

Moore’s Law is Deadによると、Core i9からCore i5までの各モデルに関する価格情報を入手したようです。

まず、最上位モデルであるCore i9-13900Kに関しては659ドルから729ドルの間で販売が行われるようです。ライバルのRyzen 9 7950Xが699ドルである事を考えると、ほぼ同じ価格帯での販売となるようです。なお、Alder Lake-SのCore i9-12900Kは589ドルだったため、12%~23%の値上げになっています。

Core i9-13900KFは629ドルから699ドルで、Ryzen 9 7950Xより安価な価格設定になるようです。

Core i7-13700Kは459ドルから519ドルでAMDのRyzen 7 7700XとRyzen 9 7900Xの間の価格帯となる見込みでCore i5-13600Kに関しては329ドルから349ドルとRyzen 5 7600Xよりも若干高めの価格設定になっています。

なお、この価格は北米での販売価格であるため、日本では円安により現行モデルを大幅に上回る価格になると考えられます。

IntelがAlder Lake-Sの販売を開始した11月4日時点では1ドル113円台となっていますが、日本での販売価格は実際の為替レートに対して20%のマージンが取られた価格となっています。

そのため、2022年9月現在の1ドル142円から20%増しになると1ドル170円となり、Core i9-13900Kに関しては最低でも11.2万円、最高で12.3万円(税抜き)での販売になると考えられます。また、最も廉価なCore i5-13600Kに関しても5.6万円から5.9万円とかなり高価なCPUになりそうです。

モデル 北米販売価格 日本での予想価格(税抜き)
Core i9-13900K 659~729ドル 11.2~12.3万円
Core i9-13900KF 629~699ドル 10.7~11.9万円
Core i7-13700K 459~519ドル 7.8~8.8万円
Core i7-13700KF 439~489ドル 7.4~8.3万円
Core i5-13600K 329~349ドル 5.6~5.9万円
Core i5-13600KF 299~329ドル 5.1~5.6万円

Raptor Lake-Sの初回在庫は少ない模様。Alder Lake-Sは徐々に値上がり

Moore’s Law is Deadによると、価格情報の他にRaptor Lake-Sの販売に関する情報も出ており、2022年10月20日から販売が開始する予定ではあるものの、初回在庫に関しては状況が芳しくない様で、Ryzen 7000シリーズと比べると供給量はごく限られた量になるようです。

また、現行モデルであるAlder Lake-S CPUに関しては販売価格がジワジワと上がり始めているようですが、IntelがAlder Lake-Sの定価を値上げするかに関しては不明なようです。

Intelでは秋頃から全製品の価格を引き上げると明言をしていましたが、Raptor Lake-Sに関してはAlder Lake-Sより確実に高くなっています。ただ、Ryzen 7000シリーズと比べると大きな差がある訳では無いので競争力に関しては十分あると言えそうです。

なお、日本での販売価格に関しては1ドル140円を超えるような円安となっているため、Alder Lake-Sに比べて大幅な値上げは避けられないと見られています。そのため、最高の性能よりコスパを求めたいという人であれば値上がるまえにAlder Lake-S CPUを買っておいた方が良いかもしれませんね。。。

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
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