GeForce RTX 5070 Ti はVRAM 16GBに。消費電力も285Wに据え置き
NVIDIAは2025年1月に開催されるCES 2025にてデスクトップ向けの次世代グラフィックスカードであるGeForce RTX 5000シリーズの一部モデルを発表すると見られていますが、今回この中でハイエンド寄りモデルとなるGeForce RTX 5070 TiのCUDAコア数やVRAM容量などのスペック情報がリークとして登場しました。
Wccftechが独自ソースから入手した情報によると、GeForce RTX 5070 Tiは上位モデルのRTX 5080と同じGB203 GPUを採用する計画で、有効化されるCUDAコアは8960コアになるとのことです。このコア数は現行のRTX 4070 Tiの7680コアから16.7%増える計算になります。
メモリー周りではRTX 5070 TiはRTX 5080と同じくバス幅は256-bit確保される見通しで、28Gbps動作のGDDR7を合計16GB搭載し、帯域幅は896 GB/sほどになります。これは現行のRTX 4070 Tiに対してバス幅は64-bit、VRAM容量も4GB拡大しており、RTX 4070 Ti SUPERに似たスペックにアップグレードされています。
That's why I'm not in a hurry to draw a conclusion, the latest data shows 285W. However, 350W is also one of the configs.
— kopite7kimi (@kopite7kimi) December 14, 2024
このRTX 5070 Tiの消費電力に関してはWccftechは350Wになることを明らかにしていますが、kopite7kimi氏によると350Wは検討段階の値で、現時点ではRTX 4070 Tiと同じ285Wに収まる見通しであることを明らかにしているため、コア数が増えても消費電力が大きく増えることは無いようです。
RTX 5070 Tiはハイエンドモデルということで、コア数も現行モデルから17%増えているほか、アーキテクチャの刷新や動作クロックの向上などを含めるとRTX 4080に近い性能になると考えられます。
NVIDIAは現時点で、RTX 5090からRTX 5070までの合計4モデルを2025年第1四半期(2025年3月)までに発売すると言われているため、RTX 5070 Tiに関しては2025年2月ごろに発表され、発売は遅くとも3月までに行われると考えられます。
NVIDIA GeForce RTX 5070 Ti Gets 16 GB GDDR7 Memory, GB203-300 GPU, 350W TBP | wccftech
https://wccftech.com/nvidia-geforce-rtx-5070-ti-16-gb-gddr7-gb203-300-gpu-350w-tbp/
Kopite7kimi | X
コメント
コメント一覧 (2件)
後は価格ですね。
IntelがArc B580の出荷量を制限してNvidiaやAMDに対して隙を見せたこの時期に発表ということはB580に対抗できるだけの価格を持ってくる可能性も出てくるということですよね。
最近のハイエンドの幅広くてエンド感ない