GeForce RTX 5060 Ti と RTX 5060 は2025年3月発売予定
NVIDIAは2025年1月30日に最上位モデルのGeForce RTX 5090とハイエンドモデルのGeForce RTX 5080の2モデルを発売しましたが、この後2月にはアッパーミドルレンジ帯をカバーするGeForce RTX 5070 TiとRTX 5070の2モデルを追加発売する予定となっています。一方で、その下のミドルレンジをカバーするGeForce RTX 5060 TiとRTX 5060については発売されることはほぼ確実ですが、その時期については不明確で一部では5月頃になるのではないかと言われていましたが、リーカーよりこのRTX 5060 TiとRTX 5060の発売時期に関する情報が登場しました。
リーカーのАлексей氏は台湾のコンピューターハードウェアメーカーのChainTech(Colorfulの系列)の内部資料をリークしており、この資料によるとRTX 5060 TiとRTX 5060が3月に投入されることが示されています。
GeForce RTX 4070 は1月中に販売終了へ。 RTX 4060 や RTX 4060 Ti は3月までに生産終了
NVIDIAはRTX 5000シリーズ各モデル発売前に、先代モデルの在庫を計画的に消化することに注力しており、既にRTX 5090やRTX 5080の先代モデルにあたるRTX 4090やRTX 4080 SUPERとRTX 4080は店頭から姿を消していますが、RTX 4060 Tiに関しては2月中に生産終了予定で、RTX 4060は3月末までに生産終了が計画されています。そのため、実際にRTX 5060 TiとRTX 5060が3月に発売される可能性は極めて高いと言えます。
このRTX 5060 TiとRTX 5060はミドルレンジ向けに特化した小型なGB206 GPUを搭載し、GB206 GPU自体はRTX 4060 Ti並みか若干超えるぐらいのコア数を持つものの、各モデルに搭載される際には歩留まり向上のためコア数がもう少し削られるため、先代モデルに対して大幅なコア数増加とはならないことが予測されています。メモリー関係ではGDDR6からGDDR7に最新化されることでバス幅が128-bitに据え置かれているものの、帯域幅は448 GB/s程度を確保できる見込みで、これはRTX 4060 Tiに対して55%、RTX 4060に対しては65%向上となり、高解像度環境でもゲームが快適に動作すると言えそうです。ただ、バス幅が限られているため、搭載されるメモリーモジュールの数は4枚かクラムシェルデザインを採用して8枚しか搭載することが出来ません。そのため、現時点ではRTX 5060 Tiが8GBが標準となり、上位モデルには16GBが搭載され、RTX 5060に関しては発売当初は8GBのみラインアップし、のちに3GBのGDDR7モジュールを採用することで12GB版を発売すると言われています。
性能はRTX 5090やRTX 5080のレビューなどを見る限り、Blackwellアーキテクチャーに刷新されてもコア数が増えなければ性能がほとんど上がりませんが、リークによるとRTX 5060の8GB版に関してはRTX 4060を少し超えるものの、RTX 4060 Tiを超えることは難しい状況のようです。一方で、RTX 5060 12GB版はRTX 4060 Tiを超える性能が期待されているものの、上述の通り12GB版は後から投入される可能性が高くなっているため、2025年3月に発売される可能性はあまり高くないようです。
Алексей | X (Twitter)
コメント
コメント一覧 (2件)
>>RTX 5060 Tiに関しては2月中に生産終了予定で、RTX 5060は3月末までに生産終了が計画されています。そのため、実際にRTX 5060 TiとRTX 5060が3月に発売される可能性は極めて高いと言えます。
生産終了予定はRTX40のことでしょうかね?それとも来年以降のスケジュールですかね?
コアそのものはBlackwellは明らかにAda Lovelaceより劣化している