PlayStation 6 (PS6)には物理ディスクを搭載? ソニー元幹部が発言
PlayStation 5 (PS5)は2020年に発売され、今年10月で発売から5年を迎え、コンソールゲーム機としてはモデル末期に差し掛かっており、2027年には次世代モデルにあたるPlayStation 6 (PS6)が発売されるのではないかと噂されています。そんなPS6ですが、現行のPS5では物理ディスクを搭載しないデジタル・エディションが販売されている他、PS5 Proでは内蔵ストレージ容量を2TBに拡大した他、ディスクドライブを標準搭載しないなど、徐々に物理ディスクから距離を置き始めているようですが、ソニーインタラクティブエンターテインメント(SIE)のCEOを過去に勤めていたShawn Layden氏が、PS6においても物理ディスクから完全に距離を取ることはできず、一部モデルではディスクドライブを搭載する可能性が高いことを明らかにしています。
Layden氏によると、ディスクレス化についてはアメリカやカナダ、オーストラリアなどの国々では通用する戦法で、実際にMicrosoftのXBOXもオールデジタルモデルが成功を収めているためこれらの国々ではPS6もディスクレス化をすることが可能と見られています。しかし、PlayStationはこれらの国々以外に170カ国以上でトップの販売台数を誇るプラットフォームになっており、これらすべての市場でダウンロード中心のコンソールが受け入れられるのかは精査する必要があるとのことです。
また、PlayStationに関しては利用用途として、軍事基地などインターネット接続が限られている場所や、アスリートが遠征先のホテルなどで使うケースもあるとのことで、インターネット回線が充実していない地域や環境で数十GBから100GB以上のデータをダウンロードすることは現実的に不可能で、世界的に大きな市場を抱えるPlayStationが完全にディスクレス化に踏み切るのはPS6世代では非常に困難かつリスクがある行為であることがLayden氏が述べています。
PS6については搭載されるAPUの設計が完了していると言われており、スペックはAMDが2026年ごろに投入予定のUDNAアーキテクチャーをGPUに採用するほか、3D V-Cache技術も使われると言われていますが現時点でハードウェアに関する設計の大部分は調整中と言え、ディスクドライブの有無についてもLayden氏の指摘するように完全廃止は困難と考えられますが、実際にどのような展開を行うのか今後の動向に注目が集まります。
Why The PS6 Will Not Be Discless | KiwiTalks
コメント